ゾーニングとは?

ゾーニングとは、施設内部を区切り、使用目的に適した清掃度に区分することです。
区切った清掃度に応じた清掃用具を用いて、作業を実施します。
施設全体で使用する道具の兼用による汚染を防ぐ為に別々にそろえます。

病院や食品加工施設などの衛生管理が非常に重要視される施設で広く使われており、当社でも採用しております。

ゾーニングのメリット

強毒性の病原菌の予防
弱毒性の細菌による感染を未然に防止
他のゾーンへの汚染の拡散と伝播防止

カラーコントロールで感染経路の遮断に務めます

カラーコントロールとは、ゾーニングにて清浄度レベルに応じて区域分けした後、衛生レベルに合わせて各ゾーンと使用する道具を色で識別することです。
色で識別する事により、該当する色に合わせた道具のみを使用します。
日々の業務の中で、厳格に使用する道具を把握しやすくする為に色で違いを明確にし、人為的ミスを防ぐ事が可能となります。
使用する道具を使い分ける事で、清掃道具や人間の手を経由した感染を防ぐことができ、他のゾーンへの汚染の拡散と伝播を防止します。

カラーコントロールのメリット

清掃におけるミスの防止
徹底した衛生管理

オフロケーション方式

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モップ掛けの手順には「オンロケーション方式」と「オフロケーション方式」があります。衛生面に配慮した清掃が必要な場合は「オフロケーション」が主流です。「オンロケーション方式」とは、一つのモップを洗浄し、繰り返し使用する方法です。それに比べ「オフロケーション方式」とは、交換用のスペアモップを用意し、その都度モップを替えながら清掃を行う為、衛生的かつ作業効率のアップに寄与します。汚れたタオルでガラスを拭いても綺麗にならないように、モップやタオルの汚れをなすりつけることを防ぐことができます。常に清潔な新しい清掃道具を使用することで、細菌等を発生場所以外に拡散させてしまう交差汚染の防止にもなります。このように、弊社では清潔と感染防止の両面からオフロケーションシステムを採用しています。

オンロケーション方式 オフロケーション方式
準備物 モップ、バケツ モップ、交換用スペア
作業手順 ①床を拭く
②モップが汚れたら洗う
③床を拭く

を繰り返す
①スペアで交換しながら拭く
②作業完了後。汚れたスペアをまとめ洗い
作業効率 悪い 良い
衛生度 汚れたモップを洗った水を繰り返し使用
汚れが床に付着するほか、
常に清潔な状態ではない
常に清潔なモップで床を拭くことが可能